不織布の種類とは？

不織布の種類とは？
エアレイド不織布
他の不織布技術と比較して、エアレイドには、100% パルプ繊維、またはパルプと短い合成繊維の混合物のいずれかの短繊維を敷設して、均一で連続したウェブを形成する独自の能力があります。超吸収性粉末または繊維を混合して、高吸収性ウェブを作成することも可能です。

エアスルー接合（熱接合）
スルーエアーボンディングとは、不織布の表面に熱風を当てて熱接着するタイプの接着方法です。スルーエア ボンディング プロセス中、加熱された空気が不織材料の上のプレナムの穴を通って流れます。

メルトブローン
メルトブローン不織布は、溶融ポリマー繊維をスピンネットまたは 1 インチあたり最大 40 個の穴からなるダイから押し出し、長くて細い繊維を形成することによって製造されます。この繊維は、繊維がダイから落下するときに熱風を通過させることによって引き伸ばされ、冷却されます。得られたウェブはロールに集められ、続いて最終製品に加工されます。

スパンレース（ハイドロテングルメント）
スパンレース (ハイドロエンタングルメントとも呼ばれます) は、カーディング、エアレイイング、またはウェットレイイングのいずれかによって作られた湿式または乾式の繊維ウェブの結合プロセスであり、結果として得られる結合布は不織布です。このプロセスでは、微細な高圧水ジェットを使用してウェブに浸透し、コンベヤー ベルト (または製紙コンベヤーの場合は「ワイヤー」) に衝突し、跳ね返って繊維を絡ませます。短繊維を使用したスパンレース不織布で、最もポピュラーなのはビスコースとポリエステルの短繊維ですが、ポリプロピレンや綿も使用されています。スパンレースの主な用途は、ワイプ、フェイスシートマスク、医療製品などです。

スパンレイド（スパンボンド）
スパンボンドとも呼ばれるスパンレイド不織布は、1 つの連続プロセスで製造されます。繊維は紡がれ、デフレクターによってウェブに直接分散されるか、空気流で方向付けられます。この技術により、ベルト速度が速くなり、コストが削減されます。

スパンメルト/SMS
スパンボンドは、メルトブローン不織布と組み合わせて、SMS (スパン-メルト-スパン) と呼ばれる積層製品に適合させています。メルトブローン不織布は非常に細い繊維径を持っていますが、丈夫な生地ではありません。完全に PP で作られた SMS 生地は撥水性があり、使い捨ての生地として十分に機能します。メルトブローンはフィルター媒体としてよく使用され、非常に細かい粒子を捕捉することができます。スパンレイドは、樹脂または熱によって結合されます。

ウェットレイド
湿式プロセスでは、繊維長が最大 12 mm のステープル ファイバーが、ビスコースまたは木材パルプと混合されることが非常に多く、大きなタンクを使用して水に懸濁されます。その後、水繊維分散液または水パルプ分散液がポンピングされ、フォーミング ワイヤ上に連続的に堆積されます。水は吸引され、ろ過され、再利用されます。合成繊維のほか、ガラスセラミックや炭素繊維も加工可能です。